税理士事務所・会計事務所の仕事内容とは?きつい仕事?
匠税理士事務所へご訪問ありがとうございます。
会計入力・決算税務申告・経営コンサルティングなど
税理士の仕事内容について解説します。
ただ、その前に税理士事務所・会計事務所は
1 総合型の税理士事務所 2 相続税など資産税型の税理士事務所の大きく2つに分かれます。
総合型の税理士事務所・会計事務所とは、
法人税・個人所得税・相続税など広範囲に対応する形式の事務所で、
相続税など資産税型の税理士事務所とは、
相続に伴う税務申告や不動産譲渡に伴う税務申告を行う形式の事務所です。
前者は収入が安定的に入ってくる特徴があり、
後者は大型案件などがあれば収入は増えますが、
案件がなければ収入は安定しませんので、継続的に収入が入る仕組み作りが重要になります。
世の中では、法人税・個人所得税・相続税など
幅広く対応する総合型の税理士事務所が多いので
ここでは総合型の税理士事務所を掘り下げます。

総合型の税理士事務所・会計事務所の仕事内容とは
総合型の税理士事務所の収入は
ほとんどが法人顧問が7割近くのメインとなり、
個人顧問の確定申告は12月決算が集中するため、
受けられる数に限りがあり全体の2割程になり、
相続税は時折あればという形が一般的です。
法人顧問と個人顧問も仕事内容はほぼ同じで
大きく【会計と税務とコンサル】に分かれます。
入力・試算表作成・決算など会計の仕事内容
【 1 会計の仕事内容 】
お客様から大きく以下の資料をお預かりします。
1 売上代金を請求する際の請求書
2 仕入代金の支払うための請求書
3 備品購入・飲食代などの領収書
4 銀行通帳・カード明細の履歴
上記1の請求書にて売上など収益を計上し、
上記2.3の請求書および領収書で経費計上します。
通帳・カード明細で決済を確認し残高照合します。
以前は全て書類から手で入力していましたが、 AIなどを活用し大部分を自動化するため、 資料をスキャナで読み込んでAIで自動生成された 仕訳チェックをするのが弊所ではメインです。こうして毎月の業績をまとめた試算表ができ、
試算表を12か月集計したもの=決算書を作ります。

試算表・決算書は主に下記で構成されます。
1 貸借対照表=(BS) Balance Sheet
2 損益計算書=(PL) Profit and Loss statement
会計ではお客様の会社の業績を的確に把握し、
儲かっているか、否かを報告・分析します。
改善点をアドバイスすることで
会社の業績改善のためコンサルティングを行う際、
的確な業績把握の基礎資料になります。

この会計の技術を活用した試算表・決算書を基に
経営コンサルティングや財務分析を行います。
コンサルティングの目的は、お客様の会社に
【利益とお金】を増やすこと。これを車の運転で例えるなら、会社を勢いづかせる
アクセルという仕事になります。
節税対策・税務申告書作成など税務の仕事内容
【 2 税務の仕事内容 】
上記1で作成した試算表・決算書は、
会計基準に基づき会社の業績を的確に把握し、
順調か否かを報告・分析する事を目的とします。
一方、税金計算では法人税・所得税という税法で
税額を適切に計算する必要があるため、
会計で9割出来た数字を税務上適切に修正するため
1割程補正を行います。これが税務調整となり、
この税務調整を加味して税務上適切な税務申告書を作成します。
また、業績が良い会社では、
利益に対し税金がかかってきますので、
税務知識を活用した節税対策を行います。
これも車の運転で例えるなら、
勢いづいた利益を抑え込むブレーキの仕事です。

コンサルティングの仕事内容とは
【 コンサルティング 】=解決のための提案です。
お客様の問題解決のための提案では、
【会計による経営コンサルティング=アクセル】と
【節税=ブレーキ】を専門性を通じた税務コンサルティングでお客様の役に立つ仕事です。
また、お客様の事業は必ず上下の波があります。だから、どちらか一方では役に立てないため
今のこのお客様には
アクセルが必要か、
ブレーキが必要か
常に考えて行動するようにすることで
お客様にご支持頂ける税理士になれます。

コンサルティング・タックスプランニング
税理士事務所・会計事務所のコンサルティングは
大きく分けると以下の2つがあります。
1 税務コンサルティング
2 経営コンサルティング
【 1 税務コンサルティングの仕事内容 】
会計+税務の両方がある一定レベルになると
シミュレーション・タックスプランニングなど
税務コンサルティングか出来るようになります。
会計はお客様の業績の的確ば把握が目的ですが、
これを応用し、12月決算の会社の場合で8月まで試算表で業績が確定している場合には、
9月から12月の業績を利益率・季節指数で予測し、
9月に12月末の利益を9割レベルで予測します。この予測利益から税額をシミュレーションし、
お客様の要望を伺いながら、50以上ある節税対策から有効な方法を提案します。
利益の予測がズレれば大きな問題になりますし、
50以上ある節税策を全て理解してなければ、
打ち合わせ当日間違った提案をし問題になるため、リスクもあり難易度大ですが、
お客様は半年前に税金の概算を把握できるため 資金準備ができ節税策を余裕をもって行えますし 金融機関で資金調達の戦略も立てやすくなります。だから、税務コンサルティングが出来ると
お客様に喜ばれ支持される税理士になれるのです。

経営コンサルティング・経営支援とは
【 2 経営コンサルティングの仕事内容 】
経営コンサルティングや財務分析の目的は、
コンサルティングの目的は、お客様の会社に
【利益とお金】を増やすこと。これを車の運転で例えるなら、会社を勢いづかせる
アクセルという仕事になります。
利益を出してお金を残すために、どこに手を打てば利益がでるのかを粗利と固定費の推移を分析し、
利益をしっかりと残して 会社をより良く、元気にするためお手伝いをします。
また、勘定足りて、銭足らずとは、
黒字経営でも資金繰りが悪い状態をいいます。
利益がでているのに借入しなければならなかったり資金繰りが苦しかったりと
【 儲かったお金がどこに行ったか分からない 】これは利益ベースで経営を行う会社に現れます。
利益ベース経営はお金をストックする仕組みがなく
借入依存が高くなり、安全な経営を行えません。
そこで利益とお金が増えるように会計の知識を軸に経営コンサルティングを行います。
サービスをご覧頂くとイメージがしやすいです。
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執筆者・文責:税理士 水野智史
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